課題を自ら設定できる力がこれからの子どもたちに必要だ。

今、2024年の最新教育動向という本を読んでいるのですが、本を読んでいると自分が思っていることを言語化してくれることが多く、とても助かっています。

この2024年の最新教育動向という本の中で私が勝手に伝えたいな。と思うことを自分の経験談と合わせて書いていきたいと思います。

人口減少の時代にAIをはじめとしたテクノロジーを活用しないと、これまで当たり前とされてきた生活基盤の維持すら不可能になる。そんな時代を見据えたとき、これからの子どもたちに必要な資質を「イノベーション人材の3要素」と定義している。
3要素を①課題を自ら設定できる②次世代のテクノロジーを活用できる③社会をよくするアクションまで実現できる
その中でも①課題を自ら設定できる→好き・やりたいを大切に
AIに何をやらせたいかという人間の意思がなければ、AIとの共創はスタートしません。
であれば、AI時代に最も必要な能力は、自分で課題を設定する力です。

AI時代の学校教育ー子どもの「今」と「未来」を創る ライフイズテック株式会社讃井 康智さん

私も、この力が最も大切だと思います。普段、chatGPTを使っているのですが、AIに適切な答えを出してもらうには、適切なプロンプト(促すための言葉)を入力する必要があるのです。
何が目的でchatGPTを使うのか、どうなって欲しいのかしっかりと記述する必要があるのです。
ほしい答えが返ってこないのは、殆どの場合質問が悪いからなのです。
◉試しに5w1Hを入れた具体的な質問をしてみてください。
答えが全く変わってくるはずです。しかし、5W1Hの質問をするには、自分がどんな答えが欲しいのかわかっていないとかけないんです。そういう意味でAIになにをやらせるのか?ということをわかっていないと今後厳しいというわけですね。

このままの教育で大丈夫なのか?

自ら課題を設定する力が大切ということは、考える力と考えたことをアウトプットする力が必要だと言いかえることができると思います。
では1度、子どもたちの1日を見ていきましょう。

Aくん
6:30 起床 
7:00 朝食、支度
7:30 家をでる
8:15 登校
8:30~15:00 学校
16:00 学童、習い事
18:00 帰宅
18:15 お風呂
19:00 夕食
19:40 宿題/室内遊び
20:30 就寝準備
21:00 就寝

この中で、自分で考える時間(能動的な時間)と考えをアウトプットする時間は1日の中に何時間あるでしょうか?
学校での教育も段々とアクティブラーニングをやったり、探究学習をやったりしていますが、まだまだ少数です。そもそも先生たちがインプットに使える時間はほとんどありません。また、多くの年配の先生たちは大学での勉強で上記のようなことは学んでいません。となると、子どもたちが1日で過ごす中で自分で考える時間はほんのわずかです。
習い事もスキルを身につけるものがほとんどなので、能動的に自分で考えてやるということは殆どありませんよね。もうホント、ほとんどの時間が受動的なんですよ。これ、大問題。ゲームも基本的にはクエスト(のようなもの)がでてきてそれをクリアしていくものなので受動的ですよね。
本当に、子どもたちの考える時間・子どもだけでどうにかしようと行動する時間がなくなっているんですよ。

声を大にして言いたい

もう、本当に色々言いたいのですが、子どもたちのために、子どもたちの未来のために「何を提供するのか?」「どんな環境を設定するのか?」ということをよく考えてほしい。

未来を考えたら、子どもたちに身に着けなければいけない力は明確です。見えないものに投資したりお金を払うのは難しいことはわかるんですけど、可愛い我が子が将来困らないように、もう一度パパママで話し合ってみてください。
私のやっている自然体験じゃなくてもいいです。

NatureSitterでやっていること

NatureSitterでやっていることは、子どもたちの興味関心に合わせて自然体験プログラムを組んでいます。プログラムと言ってもすべてが決まっているものではなく、大枠(環境)だけ作成し、臨機応変に子どもたちの興味関心に合わせていきます。
また、はじめは1対1で興味を探ったり信頼関係を無理なく築いていくところからはじめます。
信頼関係が築けていくと、自分のやりたいことを伝えられるようになっていきます。
1対1でプログラムと興味がひろがる環境を作成し、臨機応変に子どもたちの様子に寄り添うように過ごしていくので、金額は安くはありませんが、お受験などでも非認知能力が求められてきたり、実際にそういったプログラムを受けた人の収入や幸せの度合いが高いと言われているので、結果的に高いものではなくなるはずです。もし、興味がある、一度話を聞いてみたいという方はお問い合わせから連絡をください。

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